日本人の宇宙観と倫理感

子どもを大切にする国家

 60年も前の小学校のお話。
村にはお金がないが、君たちの教育には村の予算の3割をあて、
大人たちも頑張っている。君たちも勉学に頑張って欲しい!と村長が卒業式であいさつをした。
私は、「はい」と大きな声で応え、みんなに笑われたのを思い出す。
村長の名前は斎藤敬語。私は長男に敬語と命名した。

群れないと子どもは育たない
みんなわが子

 弱い者は群れて生きる、子供は親だけで育つのでなく、関りを持った群れの中で育ってゆく、
集落の安心感があってはじめて母親は赤ちゃんを産める
ここが子供たちのふるさと


群れないと子どもは育たない
地域共同体


子供は地域で育てる 地域共同体

 地域の茶の間「ほたる」に、家にこもりがちな妊婦さん、赤ちゃんを抱えてのお母さんがここに集うようになると、交流のなかった母親同士が知り合いになり、子育ての知識が共有され、ひとりで悩んでいたことが解消されます。おじいちゃん、おばあちゃんの知恵も加わり、群れることで若いお母さんが安心して赤ちゃんを産む気にさせてくれる居場所になります。もうひとり産んでもいいかな!と言う気持ちにもなれます。ここが生まれ来る赤ちゃんの故郷に!

 今の子供たちは免疫力が弱い。「ほたる」をお母さんと子供で行き来する野外活動は、まさに生まれ持った生命力や創造力を失わせない自然保育そのものです。生の自然に接することで菌に対する抵抗力がつき、多くの生身の人々と接することで人に対する免疫力も社会性も身につきます。スマホの時代、保育園に入る前の幼児期に、この体験ができることは、信州に生まれた者への天からの贈り物です。親や地域がこの価値を再意識し、活かすことで、子供たちの生まれ持っている芽を摘むことなく、才能を開花させます。

 この信州スタイルが誘因となって、若者が結婚することに躊躇しない機運が生まれます。長野県婚活支援センターの婚活サイトに、社協の人々の大いなる使命感で、まだ結婚に弱気になっている若者たちを鼓舞し、誘導できれば、近い将来、長野県の年齢人口分布図に変化が起こります。ジタバタできる時に、ジタバタする。これが結婚です。


 幼かった頃、母親が村の寄り合いに出て、
そこで出された甘味を食べればいいものを懐にしまい、子供たちに持ち帰ってくれた。
切なく懐かしい。くちばしの黄色いひな鳥の待っているツバメを見ると母を想う。



聞こえてくる村人の祈り

 穂高神社のお船祭りのクライマックスは、
男腹、女腹のお船をぶつけ合い!丈夫な赤ちゃんを授かりますように!と切実なお願いする村人の祈りです。
素朴で野性味のある集落の営みや直接民主主義の色合いが濃い自治会に日本の未来が託されています。
管理のための制度設計からではなく、合意形成されると即実践から事が始まるからです。


若者の人権

 地方の長男、長女は、家を守り、地域を守り、そして、故郷を離れた人々が、異郷で安心して暮らせる心強い存在です。しかし、多くの若者たちが、結婚したいのにできないでいます。結婚することにハンディを負っています。特に農村部は顕著です。人権問題です。

 少子高齢化が、深刻な社会問題になっていますが、根本的な要因は、若者が結婚できなくなっているからです。経済問題などから、未来に不安を抱え、結婚を敢えてしない若者も増えています。それ故に、結婚できないでいる若者が悩んでいます。社会に結婚ばかりがすべてではない!と言う諦めの空気もあります。


長男、長女が結婚できる町づくり!

長男、長女が結婚できる町づくり!


Back to nature. 故郷に帰ろう!

Back to nature. 故郷に帰ろう!

人間が漸く自然を離れるに随って、
生命の衰頽を招き、文明の栄華の裡に
滅亡の影が濃くなりゆきことを深省せねばならぬ。
故に本能的に自然を慕う。
達人は常に山水の間に高臥せんことを思ふ。

安岡正篤
菅原兵治著「農士道」序文によせて


 ・信州えいっこの会
 ・田園ルネッサンス
 ・地域共同体は日本の基盤
 ・精神文化の復興
 ・法律が文化を駆逐する
 ・結いの経済が世界を救う!
 ・ネット社会に結いの思想を活かす


着目点 群れなければ安心して子供は産めない

 少子高齢化の行きつく先は、家系の断絶であり、集落の消滅です。これに歯止めを掛けられるのは、先ずは、若者が結婚し、丈夫な赤ちゃんを産み育てられる環境をつくることです。かつては機能していたこの仕組みを集落で復活させます。ヒトは、群れなければ安心して子供が産めません。地縁、血縁の絆の強い集落の営みにその可能性が残っています。


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