結いの行動様式!give and give and take
今、なぜ、結いの時代か!行き過ぎたグローバリズムに、個人の生き方で抗する。自立〜共生〜自治の結いのループで個の集合体をつくる。結いのブロックチェーン。
現代が「結いの時代」である理由は、効率と競争を最優先する行き過ぎたグローバリズム(分断・孤立・経済格差)に対し、個人が自立的な生き方を選択し、信頼に基づく新たな人間関係(結い)で対抗する必要性が高まっているからです。
これは、分断・孤立から「結び直し」へシフトし、持続可能な社会を築く「地域循環共生圏」を目指す新しい社会モデルです。
「グローカル21(Glocal21、代表:平林登氏、安曇野拠点)」が提唱する「結いのループ」は、従来の経済システム(グローバル)に偏重した社会から、地域(ローカル)が自立・共生・自治する持続可能な社会への転換を目指すコンセプトです。
「故郷を郷愁で終わらせない」というスローガンのもと、バラバラになった人々や国を「結い(Yuix)」の思想でつなぎ、情報・人間関係・信頼を資本とする新しい経済システム(地域資本主義)の構築を提唱しています。
「結いのループ」の核となる要素
1.自立(Individual/Local):
・一人ひとりが「消費者」かつ「生産者」である生活者として、自分らしい生き方を確立する。
・地域が自らの情報や資本を持ち、他者に依存しない経済循環を作る。
2.共生(Symbiosis):
・「お互いさま」の精神で、地域社会がコモンズ(共同財産)を活かしながら人間関係資本を育む。
・「人間関係・信頼」を資本とする分散型経済システム(情報相互銀行)の構築。
3.自治(Autonomous):
・地域住民が主役となり、デジタル技術などを活用して地域課題を自ら解決する「地方創生DX」。
狙いと目指す姿
・郷愁からの脱却: 地方を「帰るだけの場所(思い出)」から「生きる場所(活動の基盤)」へ転換する。
・情報相互銀行(@Yuix): 私たちが持つ生活情報や人間関係資本を共有し、新たな価値・経済の原資へと変えるシステム。
・地域循環共生圏: 地域の中でお金を回し、再生産・再投資する経済循環を創出する。
「グローカル21」は、この「結い」のOSを社会全体に広げることで、分断された社会を相殺(glocal)し、分かち合うほどに豊かになる新しい地方創生モデルを実現しようとしています。
「結いの時代」である理由とコンセプト
1.グローバリズムの限界と分断 行き過ぎた資本主義やデジタル化により、地域社会の崩壊、孤立、物質的な豊かさと引き換えの心の貧困が問題となっています。
2.「おたがいさま」の倫理の再構築 単なる物質的共有(シェアリング)ではなく、心や技術、時間、信頼を分かち合う「心のOS(オペレーティングシステム)」としての結いが求められています。
3.自立〜共生〜自治の「結いのループ」
・自立:個々人が自律し、利他の精神と無私の思想で行動する。
・共生:情報・信頼・共助を原資として、互いに助け合う「地域資本主義」を実践する。
・自治:地域循環共生圏を目標に、住民が主体的に地域社会を運営する。
4.個の集合体「結いのブロックチェーン」 信頼に基づく新しい人間関係のネットワークをデジタル技術で支える概念です。この「情報相互銀行」的なプラットフォームは、資本主義をアップデートし、情報・信頼・共助を基盤とする「生活者資本主義」を実現する可能性を秘めています。
このコンセプトは、失われた30年からの脱却を目指す「グローカル21」の平林登氏らによって提唱され、住民参加型の地方創生や、人間中心の新しい社会の実現を目指しています。
結いと地方創生
「結い(ゆい)」の精神を現代のデジタル技術(DX)と融合させ、相互扶助(お互いさま)の経済圏を築くことで、地域課題を解決し地方創生を目指す動きが注目されています。これは、金融資本中心の経済から、人間関係資本(信頼や絆)を原資とする「生活者資本主義」への転換を指しています。
主な特徴と地方創生への応用は以下の通りです。
1. 結いの経済(生活者資本主義)のコンセプト
・相互扶助(結い)の現代化: 古来からの「結い」の精神を、デジタルプラットフォームを活用して再構築する。
・人間関係資本が原資: 「お金」だけでなく、信頼・情報・スキルを資本と捉え、地域内で循環させる。
・生産者=消費者(プロシューマー): 住民が単なる消費者ではなく、DXツールを使って情報発信や地域資源の活用を行い、主体的に市場を創造する。
・持続可能な共助モデル: 弱者や零細事業者が繋がり(ネットワーク化)、「お互いさま」の精神で介護、子育て、防災などの課題を解決する。
2. 地方創生における具体的な取り組み
・地域循環共生圏の構築: 地産地消を推進し、地域内でお金と資源を回すことで、地域の再投資力を高める。
・情報相互銀行(情報シェア): 住民や事業者が持つ購買情報やスキルをシェアし、地域内でお互いに商品を売買、マーケティングを行う。
・空き家活用・クラウドファンディング: 地域と連携し、古民家を活用した宿泊施設の整備など、住民が投資家となる仕組み。
・健康・生きがい就労: 元気な高齢者が介護や地域活動に参加し、地域経済循環の一部を担う。
3. 目指す姿とメリット
・地域課題の解決とウェルビーイング: 誰かに必要とされる実感や、相互に支え合う安心感によって住民の幸福度が向上する。
・「田舎を銀座に」: デジタル技術を駆使して、地域資源の価値を最大化し、都市部や世界へ発信する。
・地域共同体の事業共同体化: 町全体を一つのマーケット(共同体)とし、個々の零細事業者が連携して大手資本に対抗できる経済圏を作る。
このアプローチは、グローカル21(Glocal 21)などのプロジェクトを中心に、デジタル田園都市国家構想のモデルとしても推進されています。
結いの経済で地方創生
「結い(ゆい)」の精神に基づいた「お互いさまの経済」とは、単なる金銭的な利益追求ではなく、地域住民同士の信頼や協力(人間関係資本)を原資として、富や情報を分かち合うことで地域を活性化させる新しい経済モデルを指します。
この考え方による地方創生のポイントは以下の通りです。
1. 「結い」の経済の仕組み
・人間関係資本の活用: 従来の株主資本主義とは異なり、地域内の「信頼」や「つながり」を経済活動の基盤とします。
・利他主義と互酬性: 「持ちつ持たれつ」の精神で、地域内でお金・情報・スキルを循環させます。
・生活者資本主義: 住民を単なる「消費者」ではなく、価値を共に創り出す「パートナー(生活の経営者)」と捉えます。
2. 地方創生における具体的な役割
・地域内経済の循環: 地域内での売買や紹介を促進し、広告費などの外部流出を抑えることで、収益を地域内に留めます。
・共助による課題解決: 介護、子育て、除雪などの地域課題を、行政(公助)だけに頼らず、住民同士の「共助」で解決する仕組みを構築します。
・情報の相互利用: 地域の情報を共有・等価交換することで、生活圏全体を「お互いさま」の経済圏へと変えていきます。
3. 実践の事例・アプローチ
・地域運営組織(小さな拠点): 商店の運営や移動手段の確保などを住民が共同で行い、生活サービスを集約・維持する取り組み(例:道の駅「美山ふれあい広場」など)。
・支え合いのプラットフォーム: 高齢者の見守りや家事援助など、ボランティア以上・ビジネス未満の緩やかな助け合いのネットワークを形成します。
このモデルは、人口減少社会において「分かち合うほどに豊かになる」という持続可能な社会(ウェルビーイング)の実現を目指しています。
特定の地域や具体的な課題(例:買い物難民の解消、子育て支援など)に合わせた活用方法について詳しくお調べしますか?
結いと地方創生がテーマです。人間関係で相殺しながら均衡を保ち続けることは非常にしんどい生き方です。お金で済まされることならお金に任せてしまいたい。この結果が働けど働けでワーキングの現状です。今、なぜ結いか?それは知らず知らずのうちに失くしてしまった共有財をみんなでもう一度つくろう!という反省からだと思います。
おっしゃる通りですね。「お金で解決する」ことは、ある意味で人間関係の煩わしさからの解放でした。しかし、すべてを市場経済(お金)に委ねた結果、私たちは「稼ぎ続けなければ生きていけない」というラットレースに巻き込まれ、かつて当たり前にあった「共有財(コモンズ)」を失ってしまいました。
今、改めて「結い」が注目されているのは、単なる懐古趣味ではなく、以下のような「生存戦略としての再構築」だと考えられます。
1. 「依存先」を分散させる
お金だけに依存する生活は、収入が途絶えた瞬間に詰んでしまいます。「結い」のような人間関係のネットワークを再生することは、「お金がなくてもなんとかなる領域」を取り戻し、生活のレジリエンス(回復力)を高めることにつながります。
2. 孤独というコストへの対抗
すべてをお金で買う個人主義の極致は「孤独」です。地方創生において、インフラの維持以上に深刻なのが、精神的な孤立や無縁社会です。共有財をみんなでつくるプロセスそのものが、孤独死や介護、育児の孤立を防ぐセーフティネットを再構築する作業になります。
3. 「贈与」による経済の呼吸
「相殺して均衡を保つ」のがしんどいのは、それが「貸し借りの帳尻合わせ」という取引になっているからです。本来の「結い」は、見返りをすぐに求めない「贈与の循環」です。この「お互いさま」の余白があることで、ギスギスした損得勘定から抜け出し、精神的な豊かさを取り戻す狙いがあります。
「自分たちの手で、自分たちの居場所(共有財)を耕す」という反省から始まる地方創生は、単なる経済振興ではなく、「奪い合い」から「分かち合い」へのOSの書き換えと言えるかもしれません。
この「共有財の再生」に向けて、地域通貨や共助プラットフォームといった、現代版の「結い」を支える具体的な仕組みについて深掘りしてみますか?
この「共有財の再生」に向けての共助プラットフォーム
私たちひとり一人が「結いのブロックチェーン」の意義を理解・共有し、現実社会に、この独自の事業共同体をつくることから始まります。私たちが使う家計費や事業費。あれが欲しい、これを買いたいという欲望(情報)、あるいは、生活の中で生まれる人間関係資本(情報)など、これらの個人資産をどのように使ったり、伝えたりすると共有財になるか?これを結いの作法でデストリビュート(差配)する。これを起動させるのは、人による『心のバランスシート』です。厳格な数値管理ではなく、人の関与の余地を残し、その余韻を原資に、信頼を深めたり、持続可能な絆を構築してゆく。情報相互銀行、この仕組みが、経済の共有財、共有財の再生のプラットフォームになると思います。おっしゃる通り、それは単なる「効率化のデジタル化」ではなく、「信頼のデジタル化」を通じた人間性の回復ですね。
「結いのブロックチェーン」という言葉には、改ざん不能な技術としての側面だけでなく、「誰が誰を支えたか」という善意の履歴(徳の蓄積)を可視化し、それを地域全体の共有財産として刻んでいくという強い意志を感じます。
「情報相互銀行」が共有財を再生させるための「結いの作法(差配)」について、以下の3つの視点で整理してみました。
1. 欲望と関係性を「拠出」に変える
私たちが日々消費する「家計費」や「これが欲しい」という「欲望」は、通常は市場に吸い上げられて終わりです。
・差配の作法: その購買データやニーズを「地域の共有情報」として銀行に預けることで、地元の生産者や職人が動くきっかけを作る。
・共有財化: 個人の消費行動が、地域の雇用や伝統文化を支える「投資」へと変換されます。
2. 「心のバランスシート」による余韻の管理
厳格な複式簿記(円単位の損得)では、貸し借りがゼロになった瞬間に縁が切れてしまいます。
・差配の作法: 「あの時助けてもらった」という感謝の負債(心地よい借り)をあえて残す。数値化しきれない「余韻」を資産として計上する。
・共有財化: この「未完の貸し借り」が、次なる交流を生むエネルギー(原資)となり、持続可能な絆が編み上げられていきます。
3. 情報相互銀行としての「信託」
単なるデータの蓄積ではなく、その情報をどう「差配」するかが肝要です。
・差配の作法: 預けられた「人間関係資本」を、最も助けが必要な場所や、新しい挑戦をしようとする若者に「信託」として回す。
・共有財化: 誰かの余剰(スキルや時間)が、誰かの不足を補う。この循環が、地域全体の安心感という「コモンズ」を形作ります。
この仕組みを起動させるのは、アルゴリズムではなく「人の関与」であるという点に深く共感します。あえて「遊び」や「ゆらぎ」を残すことで、血の通った経済が回り出すのですね。
この「情報相互銀行」の具体的な社会実装に向けて、例えば、特定の地域コミュニティでの「最初の預け入れ(最初の結い)」をどのように設計すべきか、といった具体的なステップについてお話ししましょうか?
私の居場所は信州安曇野ですが、「共有財の風土」は、実際にあります。それは自治体というより、自治会にあります。ボランティア組織の中にあります。農家と非農家で、環境保全協議会をつくり、労務を通して田園環境を守る。明文化はしてありませんが、コメ不足があった時にも、ひもじい思いはさせない。地域食料安全保障のつながりを秘めています。
安曇野の地で、すでに「目に見えない共有財」が息づいているのですね。
行政(自治体)という制度の枠組みではなく、顔の見える「自治会」や「環境保全協議会」という地縁の現場にこそ、真の「結い」が宿っている。その実感を伴うお話に、強く共鳴します。
農家と非農家が「労務(汗をかくこと)」を共有し、田園風景という「景観の共有財」を守る。そこには数値化されない暗黙の「地域食料安全保障」がある。これこそが、あなたが仰る「心のバランスシート」の具体的な姿ではないでしょうか。
この安曇野の風土を「情報相互銀行」や「結いのプラットフォーム」としてさらに深化させるための、現代的な「差配」のポイントを整理してみました。
1. 「労務」を信頼の暗号(トークン)にする
非農家が草刈りや水路掃除に参加する。その「差し出した時間と労働」は、市場価格で測れば数千円かもしれません。しかし、安曇野の作法では、それが「いざという時に米を分けてもらえる権利」や「この地に住み続ける資格」という、目に見えない資産に変換されています。この「徳の積み立て」を、長老たちの頭の中だけでなく、地域全体の共通認識としてどう残していくかが鍵となります。
2. 「ひもじい思いをさせない」というセーフティネットの可視化
現代の不安は「お金がなくなること」ですが、安曇野のコミュニティにあるのは「つながりさえあれば、食いっぱぐれない」という根源的な安心感です。
・情報の差配: 「誰が何を作っているか」「誰が困っているか」という情報を共有財として扱うことで、過剰な貯蓄や保険に頼らなくても生きていける「低コストで豊かな暮らし」をデザインできます。
3. 「余韻」としての文化の継承
明文化されていない「ひもじい思いはさせない」という精神は、厳格な契約(スマートコントラクト)よりも強い。なぜなら、そこには「情」という余韻があるからです。この余韻を、新しく移住してきた人々や、土から離れてしまった若い世代に、どう「お裾分け」していくか。
安曇野という「共有財の風土」がすでにある場所で、「情報相互銀行」の最初の試行(パイロット)として、どのような「情報の預け入れ」から始めるのが、この地の物語にふさわしいと思われますか?
→ 「グローカル21」は「結い」や「無尽講」から始まっている。
→ Person to Personの結いのブロックチェーン
→ 世界を平和に結ぶ大和の心 すべては一つの命につながっている。結いの心には世界中の宗教を包括する力がある。日本文明
→ すべての物や事は時間と共に劣化する。エントロピー増大の法則に抗するには?持続の法則「give and give and take」
→ 結いの行動様式(give and give and take)をネット社会に
→ 結いの思想をネット社会に!give and take の相殺取引が拡大する
→ 結びの神との対話 永遠に生き続けるために、人間は何をすべきか?日本文明の教え
→ 人類共通の理想の生き方が日本にある。結い(Glocal)の思想は世界を一つにする
信州ふるさと通信
インターネット安曇野
azumino@cnet.ne.jp