命令から共感、競争から共創へ、そして、充実感!

オイル(石油)を機軸とする産業構造の崩壊後の経営戦略
情報ネットワークを、第四の経営資源に!

ネットワーク経営:24時間365日体制の広告と販売の自動化

企業経営は、週40時間で収支を出す事業と言われています。残りの時間は、経営から見るとロスタイムです。にも関わらず、すべての事業コストは、24時間、365日休むことなく掛かってきています。ロスタイムを埋める経営がネットワークの働きで可能です。経営の着目点が、ロスタイムに向くのは当然の成り行きです。変革時代を生きる経営者は、ネットワーク(インターネット、SNS)の機能を経営に積極的に取り込み、現業を補完する表裏一体の経営戦略が必要です。

情報ネットワーク

ホームページが、新規顧客開発の起点となります。ホームページの内容に賛同する人が増え、次第に独自のネットワーク(販売網)が広がってゆきます。 それには、必要とする人に確実にアクセスしてもらえるWeb戦略が必要です。メディアでネットワークをつくり、ネットワークで、引合い情報を創出し、情報をお金にするシステムが形成されます。
 
想像してみてください!何もかも飲み込んで行くブラックホールのように、今、コンピューターが現存するモノや制度をどんどん飲み込んでいます。将にもう一つの現実が、コンピューターに集積され、現実と相待する裏の世界が形成されています。この裏の世界が、インターネットで結ばれ、情報の伝達が時間や空間を超越したことにより、私たちの意志決定と行動で大きく社会を変えることができるようになりました。

ヒューマンネットワーク
お互いに知り合った仲間が、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、営業の手助けをします。このヒューマンネットワークは従来からあります。仲間内では、情報や知恵の貸し借り(give and take)を、証文なしで当たり前に行っています。帰属する仲間の情報力で、売ることの不安から解放され、作ることに集中でき、身軽で、等身大の経営ができるようになります。

農村社会では、みんなが労働や時間の貸し借りをしながら田植えや稲刈りなどの農作業を協働で暮らしてきました。心の貸借表の帳尻が、時間を経てみるとピタリと合うからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感が残っています。この共同体の相互扶助の精神を「結(ゆ)い」と言います。私達の暮らしの中にも、お互いに分かち合い、助け合う風習は、日本のいたるところに残っています。これをシステム化したものが、地域貨幣です。

商品ネットワーク
モノは、時間と共に消費されたり、必ず、壊れたりするものです。モノは、必ずなくなり、消費の繰り返しがあります。店舗と同様、このモノのネットワークを、もう一つのお店と考えると経営のあり方が大きく変わります。

情報化時代、ネットワーク社会の特異点は、高コストを必要とするピラミット型組織運営に頼らなくても、特定の分野に卓越した個人が、ネットワークで結びつくことにより、足りない部分をネットワークで補完し、低コストで、同じことができるようになったことです。さらに、ネットワークづくりは、経費で賄われています。これは、資金ではなく、経費で資産(お金を生み出す仕組みづくり)ができることを意味します。

地域ネットワーク
私の故郷は、信州安曇野です。情報通信の世界から見ると”安曇野は世界の中心だ”と言える情報通信インフラは既に出来上がっています。従って、あとは、どのように利用していくかに掛かっています。

地方に居ながらにして、都会から、世界中からのお金を地元安曇野に持ってくることが可能になっています。このことは、ほとんどの自治体が財政再建に腐心しているのにもかかわらず、視点が内に向いて、グローバルネットワークで外からお金を持って来ようとする発想に結びつかないでいます。(あなたが村の収入役

ネットワーク経済
ひとつの情報は、自分には無意味でも、他人にとってみれば「これがすべてだ」と言うケースがよくあります。どうせどこかで買わなければならないものならば、お世話になっているあなたから買う。引き合い情報を誰に渡してやるか、この度量とこれをうまく伝える仕組みさえあれば、おかげさま、お互いさまと言える社会の再来が実現します。情報の貸し借りに証文のやり取りはありません。このことは、これからの経済システムに大きな変革をもたらします。お互いに知り合った仲間が、お互いの仕事を熟知し、お互いに気にかけ、機会あるごとに広め、帰属するネットワークの情報力を高めることで、みんなが売ることの不安から解放され、身軽で、等身大の生き方ができるようになります。ひとり一人が主となり、心をひとつにしてお互いに結び合えば必ず the United People of Japan のヒューマンネットワークができます。生きてゆく基盤ができます。情報のGive and Give(おかげさま)からやがては、Give and Take(お互いさま)の自立した民間によるセーフティネット(社会保障制度)が生まれます。

ネットワークを経営資源に! 借りられない、仕入れられない、雇えない、こんな中での事業再生は、人や情報のネットワークを如何に上手く活かして収益を生むかです。苦境にあって、経営を捉える時、ネットワーク(人、モノ、情報、時間、空間)で何が補完できるか考えてみてはいかがでしょうか



信州ふるさと通信
インターネット安曇野
azumino@cnet.ne.jp